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ゲイツ氏の慈善団体、子宮頸がん予防プロジェクトに資金提供

» 2006年06月07日 08時54分 公開
[ITmedia]

 非営利団体のPATHは6月5日、開発途上国の女性に子宮頸がんのワクチンを届けるための5年プロジェクトを発表した。Microsoftのビル・ゲイツ会長夫妻が運営する慈善団体Bill & Melinda Gates Foundationが、2780万ドルの資金を拠出している。

 PATHによれば、毎年子宮頸がんのために死亡する女性は世界で25万人。その大半を最貧国の女性が占めている。プロジェクトでは、子宮頸がんの原因となるHPVウイルスに抵抗する新ワクチンの普及を目指す。

 PATHではBill & Melinda Gates Foundationからの資金を使ってインド、ペルー、ウガンダ、ベトナムの4カ国で調査を実施。ワクチンの試験提供と導入計画の支援に当たる。この4カ国で得た経験をほかの国でも活用する計画。

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