ITmedia NEWS > 製品動向 >

東芝も企業向け堅牢ノートPC、自信の「3年パーツ保証」

» 2006年06月14日 17時45分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 東芝は6月18日、ノートPC「dynabook Satellite」シリーズの新モデルとして、企業向けの「dynabook Satellite K15/K10」と、「dynabook Satellite J60」の2機種6モデルを発表した。松下電器産業のLet'snote日本ヒューレット・パッカードのビジネスモバイルPCに続き、タフさを売りにしたPCが盛り上がっている。

左から「dynabook Satellite K15」と「dynabook Satellite J60」

 ノートPCをデスクから落としたり、コップの水をこぼしてしまって修理工場送りにしてしまったことはないだろうか。dynabook Satellite K15/K10では、障害発生率の低減を目指した堅牢なボディを採用し、A4サイズのノートPCでありながら、高さ70センチからの落下テストをクリア。キーボードに100ミリリットルの水を注ぐ防滴試験も乗り越えたという。

 「いつでもどこでも、安心・安全」を目指す東芝では、Satellite K15/K10にマザーボードの1枚化、HDDを保護する3次元加速度センサー、衝撃吸収構造、LCD周りのプロテクトラバーなど堅牢性を高める工夫を凝らした。「応力を分散するために、基板センター部のネジ穴には、あえてネジ止めをしていない」というほどのこだわりようだ。

 「東芝は壊れない」という自信は、今回の新モデルから標準となる「3年パーツ保証」にも見て取れる。通常使用であれば、購入後1年間は交換部品と基本技術料が無料、2年から3年目でも部品料金が無料となる保証サービスで、堅牢なボディとあいまって、ビジネスの危機に耐える工夫といえそうだ。

 Satellite K15/K10は、15.4インチワイド(1280×800ドット)液晶を搭載する2スピンドルノートPC。3モデルのうち最上位の「K/15 200D/W」は、CPUにIntel Core Duo T2500(2.0GHz)を採用し、IEEE802.11a/b/g対応の無線LANとGbitEthernetを搭載した。価格は24万9800円。

 東芝では同日、「dynabook Satellite J60」の3モデルも発表。従来の「Satellite J50」の後継モデルでFDドライブを備えた3スピンドルのマシンだ。シリアルやパラレル、PS/2ポートといったレガシーデバイスも引き続き装備し、企業の乗り換えニーズに配慮したという。最上位の「J60 200D/5」がIntel Core Duo T2500(2.0GHz)とIEEE802.11a/b/g対応無線LANおよびGbitEthernetを搭載。価格はJ60 200D/5が24万9900円。

 Satellite K15/K10とJ60は、いずれも6月22日に発売する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.