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Intel、アマゾン河流域にWiMAXネットワークを構築

» 2006年09月21日 07時08分 公開
[ITmedia]

 米Intelは9月20日、ブラジルのアマゾン河流域の島にあるパリンティンス市(人口11万4000人)に、ワイヤレス高速インターネットを構築したと発表した。

 同プロジェクトは「Intel World Ahead Program」の一環。Intelは今後5年間で10億ドル以上を投じ、発展途上国の人々へのPCおよびインターネット環境提供を目指す。

 同社はブラジル政府および地元企業や教育関係組織と協力、医療センター1カ所、公立学校2校、コミュニティーセンター、アマゾン大学にWiMAXネットワークを設置。また医療センターには遠隔治療機器、公立学校2校にはコンピュータラボを寄付した。同時にPC教育普及のため、パリンティンス市の教員24人に、PC活用法を生徒に指導する方法を指導した。

 今回のネットワーク導入には、Cisco、CpqD、Embratel、Proxim、Bradesco Foundationのほか、アマゾナス州立大学、アマゾナス連邦大学、サンパウロ大学が協力している。

 同時にアマゾン大学とサオパウロ大学は、遠隔医療プログラムを稼働した。これにより数百マイル離れた患者に医師が指示を与えたり、パリンティンス市内32人の医師が、最新医療データにアクセスできるようになる。

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