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ネット配信映像をテレビで鑑賞――TiVoが新サービス

» 2006年11月15日 12時44分 公開
[ITmedia]

 米TiVoは11月14日、広範囲にわたるブロードバンド戦略を発表した。今年末にリリースされる新ソフトウェア「TiVo Desktop Plus 2.4」をPCにインストールすると、Web上の音楽ビデオ、ポッドキャスト、ビデオなど様々な動画が検索、ダウンロードでき、さらにテレビ画面に表示できるよう自動的にフォーマットを変換。PCに接続したTiVo Series2 DVRにオンデマンドでストリーミングし、テレビで視聴可能となる。

 TiVo Desktop Plus 2.4の価格は24.95ドルで、同2.3所有者は無料でアップグレードできる。

 来年導入される「unified search」機能は、テレビやCATVの番組、Web動画などを一括検索、記録、視聴できる総合検索機能。様々なソースで提供される動画コンテンツを、TiVoで検索できる。

 また、TiVoはOne True Mediaと協力、来年初めより、離れて暮らす家族や友人同士が、ホームビデオを共有できるサービスを開始する。自分が撮影したビデオをOne True Mediaにアップロードすると、オンライン上でビデオを編集することができ、同時にTiVoチャンネルコードを受け取る。このコードをビデオを見せたい身内に知らせれば、身内はTiVo経由でホームビデオをいつでも好きなときに視聴できるという仕組みだ。新機能はブロードバンドに接続したTiVo Series2およびSeries3で、来年第1四半期より利用可能となる。ホームビデオの視聴は無料だが、ビデオを配信したい利用者は月額3.99ドルでOne True Mediaにアカウントを設定する必要がある。

 TiVoはまた、コンテンツ供給元として新たにCBS Interactive、Reuters、Forbes、dLife、Plum TV、Nanoとの提携も発表した。今年初めより、TiVoCastサービスの一環として、これら供給元の動画コンテンツを配信する。

 さらに、タレントエージェンシーInternational Creative Management(ICM)とも提携。俳優や芸能人が映画やテレビ番組の個人的なお勧めを紹介する「Celebrity Guru Guide」を、来年前半に立ち上げる。利用費は無料。

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