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映画業界、違法コンテンツへのリンク集サイトを提訴

» 2007年06月28日 11時22分 公開
[ITmedia]

 米国映画協会(MPAA)は6月27日、2つのWebサイトを著作権侵害の助長行為で提訴したことを明らかにした。

 被告のYouTVpc.comとPeekvid.comは、インターネット上に無許可掲載されている著作権付きコンテンツへのリンクを集めたサイト。MPAAは、これらサイトはネット上の侵害コンテンツへのリンクを分類し、インデックス化することで大規模な著作権侵害を助長し、また侵害行為から利益を得ていると主張している。

 同協会によると、Peekvidは1日当たりユニークユーザー5万3000人以上、視聴件数は18万4000件に上る。YouTVpcは、1日当たりのビジターは平均6000人、視聴件数は2万1000件。いずれもサイト上に掲載した広告から収入を得ている。

 MPAAはロサンゼルスの米連邦地裁に訴状を提出、米著作権法の下で損害賠償と差し止めによる救済を求めている。

 PeekvidのWebサイトには「当サイトはいかなるコンテンツも置いておらず、リンクをインデックス化しているだけ」と記されており、リンクを掲載しているだけなので違法ではないというスタンスのようだ。

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