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Intel、オプティカルプラットフォーム事業の一部を売却

» 2007年12月19日 08時49分 公開
[ITmedia]

 米Intelと化合物半導体メーカーの米EMCOREは12月18日、Intelのオプティカルプラットフォーム部門の一部をEMCOREが買収することで合意に達したと発表した。買収金額は8500万ドル。取引は2008年第1四半期に完了する見通し。

 Intelが売却するのは、オプティカルプラットフォーム部門のうち通信業界を対象とする事業で、波長可変レーザーやトランスポンダなどに関連する知的財産や技術など。この取引によりEMCOREは、光モジュール製品ポートフォリオを拡充し、通信市場でのプレゼンスの強化を図る。買収した資産により、2008年に6500万ドルの売り上げが見込めるとしている。

 一方のIntelは、通信業界向けオプティカルプラットフォーム事業は「引き続き魅力的な市場機会だが、(当社よりも)EMCOREの事業により適している」とし、売却によりコア事業にリソースを集中できるとしている。また、今回の売却対象外であるオプティカルプラットフォーム部門のエンタープライズ分野に関連する事業についても「戦略的な代案を検討中」としている。

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