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IBM、Second Life内に最新医療の体験コーナーをオープン

» 2008年02月26日 07時21分 公開
[ITmedia]

 米IBMは2月24日、仮想世界「Second Life」内に、「IBM Virtual Healthcare Island」を新設したと発表した。

 新しい島は、未来の医療をコンセプトに設計されており、ビジターは同社のHealth Information Exchange(HIE)アーキテクチャのインタラクティブなデモを体験できる。

 ユーザーは、島内のセキュアな自宅で自分(アバター)の医療情報記録「Personal Health Records(PHR)」を作成し、さまざまな医療機関で利用可能な「Electronic Medical Record(EMR)」へと組み入れるプロセスを体験。寝室で体重や血圧、血糖値を測定してPHRに記録したり、その情報共有範囲(家族、友人など)を設定することができる。

 島内にある研究所では、血液検査やレントゲン検査を受けることも可能。診療所には医師のアバターが待機しており、診療のシミュレーション、処方せんの発行を体験。薬局で薬を購入することができるという。そのほか専門医が常駐する病院、緊急救命室もある。

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