米Intelは3月10日、遠隔地にワイヤレスでインターネット通信を提供する「Intel Rural Connectivity Platform」(Intel RCP)の試験運用が順調であることを明らかにした。年内の実用化を目標にしているという。
Intelの研究部門の1つであるIntel Research Berkeleyで開発されたIntel RCPは、現在カリフォルニア大学バークリー校を始め、ベトナム、インド、南アフリカ、パナマで実験されている。
Intel RCPは、ライセンス不要の周波数帯を利用した長距離無線ソリューション。無線LAN標準802.11のMACレイヤーを利用し、視界を遮るものがなければ、直線距離で最高100キロまで届くという。山岳地帯などでも、基地局とエンドポイントとの接続を維持することができる。
インドでの実験では、Aravind Eye Hospitalが動画のやり取りによる眼の診断を実施。またパナマでは、熱帯雨林のなかの孤立した村にインターネットを提供している。
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