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Blu-rayをITCが調査、半導体レーザー特許侵害の疑い

» 2008年03月21日 18時35分 公開
[ITmedia]

 米国際貿易委員会(ITC)は3月20日、Blu-rayプレーヤーや携帯電話などで使われている技術に関連して、特許侵害の疑いでソニーほか約30社を調査することを明らかにした。

 調査対象となるのは、青色、紫色などの短波長のLEDおよび半導体レーザーと、これら技術を使った製品。これら技術は、携帯機器、計器盤、看板、信号機、Blu-rayなどの高精細プレーヤー、データストレージ機器などで使われている。

 ITCの調査は、これら技術の特許を保有しているとする米Gertrude Neumark Rothschildの申し立てを受けてのもの。Rothschildは2月に、同社の特許を侵害している製品が米国に輸入されているとして、ITCに関税法違反を訴え、排除命令と輸入停止命令を求めた。

 調査を受ける企業は、日立、韓国LG Electronics、松下電器、米Motorola、フィンランドのNokia、パイオニア、ローム、韓国Samsung、三洋電機、シャープ、シナノケンシ、ソニー、スウェーデンのSony Ericsson、スタンレー電気、東芝など。

 ITCは調査開始から45日以内に調査完了の目標期日を決定する。審理は同委員会のポール・J・リュッカーン行政法判事が担当する。

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