ちなみに、ゲーム中はミニゲームが出てこないキャラクターの場合でも、そのキャラクターをクリアすればすべてのミニゲームができるようになるのでご安心を。
タッチペンでキャラクターの傷をタッチして手当てしたり、息を吹きかけたりするなど、DSの機能を駆使して遊べる点も、純粋にゲームとして楽しい。一度男性に「あせふき」をさせてみたのだが、「面白い! ……男の汗をふいていると考えなければ」とつぶやいていた。男性読者の方も、恐れずぜひ一度遊んでみてほしい。
ドキドキするのはミニゲームだけではない。学生生活の中にもまっとうなドキドキがたくさんちりばめられているのがDUEL LOVEのもう1つの魅力だ。B-1以外にも体育祭や学園祭、クリスマスなどの各章で登場するイベントに、高校生ならではのドキドキ感が十分味わえる。
放課後に繁華街を歩いていたら男子に遭遇(そうぐう)してときめく、なんていうシチュエーションもあり、なんだか懐かしい気もする。
制服に萌え、私服に萌え、ジャージに萌え、裸に萌え……萌え死ぬ。
さらに、ほかの男子たちとのフラグをバッキバキに折った後に過ごす本命とのデートはまた格別である。仲良くなれば、試合後の彼が名残惜しそうに家まで送ってくれたりもして。
ああ、社会人になってから、そんな経験なんてあっただろうか。こんな学校生活の淡い想い出まで引っ張り出してくれるDUEL LOVEは、まさしく青春ゲームなのだ。青春だからこそエロい。そうに違いない。
最後に、本作の登場人物である5人のB-1選手たちを簡単に紹介しよう。
さらに、全員を攻略すると、B-1のキングである伊達正義先輩が隠しルートとして登場する。5人のルートとはまた違った角度で楽しめるので、ぜひ攻略してみてほしいところだ。
最後に強調するが、本作を満喫するには、恋愛アドベンチャーである前に、学園生活シミュレーションであることも忘れてはならない。B-1での選手であり、恋愛だけにうつつを抜かしていられない彼らが、プレイヤーだけを見てくれる瞬間は至福以外の何物でもない。
個人的には「腐女子向け」というよりは、「乙女向け」のゲームであるという印象が強く、当初思っていたよりも気軽に楽しめるゲームだと感じるようになった。
残念ながら実話だが、記者はバナー広告の某PCメーカーの社名が「DUEL」に見えたほど毒されてしまった。誰のルートも甘酸っぱい気分を十分に堪能できるシナリオなので、イケメンファイターたちをあなたの手でB-1のトップにし、ぜひ全員のルートをコンプリートしてみてほしい!
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