ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

SanDisk好調、黒字転換

» 2008年04月19日 08時15分 公開
[ITmedia]

 米SanDiskが4月17日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高は8億5000万ドルで前年同期比8%増、純利益は1800万ドル(1株当たり8セント)だった。前年同期はリストラ費用や買収関連費用などの影響で、60万ドルの赤字を計上していた。

 販売したメモリ製品の総容量は過去最高を記録した前四半期を9%下回ったものの、前年同期と比較すると189%増と好調。粗利益率は前年同期の14.2%から18.4%に改善した。しかし、「業界全体での供給過多により、四半期を通じて価格面では厳しい状況だった」とエリ・ハラリ会長兼CEOが言うように、Mバイト当たりの平均価格は、前年同期から61%、前四半期から29%下落している。

 第2四半期についてハラリ氏は、「季節変動により需要が伸び、価格下落は落ち着くが、利益率は、引き続き下落圧力を受けるだろう」とみる。コスト効率のいい43ナノメートル製造プロセスや、3ビット/セル技術採用の効果が現れるのは下半期になる見通しだ。

関連キーワード

SanDisk(サンディスク) | 決算


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.