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Dell、「XPS廃止」報道を否定

» 2008年05月15日 08時29分 公開
[ITmedia]

 米Dellは5月13日、公式ブログで、同社のゲームPCライン「XPS」ブランドを段階的に廃止するという報道を否定し、XPSは今後も重要なブランドだと強調した。

 これは、米Wall Street Journalが、Dellが広範な立て直し策の一環として来月からXPSラインのマシン4機種を段階的に廃止する予定だと報じたことを受けたもの。同紙は、Dellが2006年に買収したAlienwareラインをハイエンドゲーマー層向けの唯一の製品とするもようだと報じていた。

 これに対してDellは、今後Alienwareに一層注力する予定ではあるが、「Dell XPSとAlienwareはどちらも偉大なブランドであり、両方とも今後も生き続ける」とし、XPSライン廃止の報道を否定した。

 両ブランドについてDellは、Alienwareを「ゲーマーによる、ゲーマーのための」製品とし、今後もゲームの「プレミアブランド」とすべく、製品開発や設計、エンジニアリングなどに多額の投資を行っていくと説明。一方のXPSは、「ゲームブランドを超えた」マルチメディア対応の高性能マシンとして拡大しつつあり、「今後もDellの重要なブランドであり続ける」としている。また、XPSゲームシステムについても段階的廃止の計画はなく、同社のゲームPCポートフォリオの重要な要素として、今後も新製品の投入を続けるとしている。

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