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Chryslerの2009年モデルは「走るホットスポット」カーに

» 2008年06月27日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米自動車大手のChryslerは6月26日、2009年モデル向けのネット接続サービス「uconnect」を発表した。ワイヤレスインターネット接続機能「uconnect web」やハンズフリー電話機能「uconnect phone」などが、Chrysler、Dodge、Jeepブランドの多くの2009年モデルで利用可能となる。

 「uconnect web」は、Wi-Fiと3G携帯ネットワーク接続を組み合わせたワイヤレスインターネット接続システムで、車内および半径100フィート(約30メートル)の範囲内で、ノートPCなどを使ってWebサイトや電子メール、オンラインゲームなどへのアクセスが可能になる。米国のディーラーで8月からシステムの装着を開始する予定。ルータの希望小売価格は449ドルで、取り付け料金は35〜50ドル程度。サービス利用料金は1月当たり29ドルで、加入時に35ドルの手数料が必要となる。

uconnect studios(左)とuconnect web用ルータ(右)

 Bluetooth対応の「uconnect phone」では、Bluetoothで携帯電話と車載レシーバーを接続し、ハンズフリーの通話のほか、音声認識機能による通話先の指定やボイスメールへのアクセス、車内で聞くラジオ局の選局などが可能。3言語を認識できるという。iPodにも対応し、通話受信時には自動的にiPodでの楽曲再生を一時停止する。

 Chryslerはこのほかにも、音声認識システムとタッチスクリーンで操作できるGPSシステム「uconnect gps」や、30GバイトのHDDを装備したメディアプレーヤー「uconnect tunes」、後部座席用のエンターテインメントシステム「uconnect studios」などの新機能を発表している。

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