NECは7月3日、総長220キロのケーブル式常時海底地震観測システムを構築し、気象庁に供給したと発表した。東海地震・東南海地震の想定震源域に敷設され、海溝型地震の監視に活用される。
海底地震計5台、津波計3台を深さ約1000〜2000メートルの海底に設置。観測データは光ファイバーケーブルを通じて24時間リアルタイムに地上に届く。両地震の想定震源地である静岡県〜紀伊半島沖に敷設される。
NECは1970年に日本初のシステムを気象庁に供給。周辺海域7カ所に敷設されたシステムの設計から設計から敷設工事まで一括して手がけ、現在まで無事故でデータを送信しているという。
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