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五輪メイン会場の絵画でマルウェアが稼働話題便乗のメールに要注意

» 2008年08月11日 08時00分 公開
[ITmedia]

 北京五輪が開幕した8月8日、米セキュリティ企業のMcAfeeは、北京五輪会場を描いたスライドショーにトロイの木馬を添付する手口が見つかったと伝えた。

一見すると美しい「鳥の巣」アートだがマルウェアも同時に動いている(McAfeeより)

 問題の実行可能なファイルはPowerPointに似せたアイコンが付いている。実行するとPowerPointのスライドショーが始まり、ユーザーが五輪会場の建築美を描いたアートワークを見ている間にバックグラウンドでマルウェアに感染させる。

 このマルウェアはマシンに「裏口」を開くバックドア型のトロイの木馬で、中国河南省にあるサーバと通信しているようだという。McAfeeは、人気イベントに乗じて注目を集めようとするメールには注意した方がいいと改めて呼びかけている。

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