米IBMは9月2日、「インフォメーション・オンデマンド」(IOD)戦略の強化を目指し、オープンソフトウェアツール、業界別のデータモデルとブループリント、コンサルティングサービスを含む、包括的な企業向け情報管理サービスを発表した。
IODは、IBMが提唱するビジネスコンセプト。必要なアプリケーションが必要に応じ、必要なデータにアクセスできるようにし、企業が抱える膨大な情報を効率的に活用できるようにするのが狙い。
多くの企業は独自のビジネスプロセスやアプリケーション戦略を持っているが、それをサポートする情報が企業全体で共有されていないのが現状。その結果、情報をビジネスに効率よく活用できていないとIBMは指摘する。
IBMはこうした問題を解決するため、18分野の主要業界に的を絞り、顧客が現在所有する情報を理解し、管理するのを支援する「IBM Foundation」オープンソフトウェアツール、情報戦略とロードマップ構築を手助けする業界別の「Information Agenda」、ビジネスパフォーマンスを向上させリスクを軽減するためのデータモデルや資産を含む「Industry Accelerator」、社内のノウハウとスキルの向上を支援する「Information on Demand Competency Center」を提供する。
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