米調査会社Gartnerは11月3日、2009年の世界半導体売上高の前年比成長率を、前回の前回の予測よりも約7ポイント低い、1%へと下方修正した。
2008年第3四半期時点で同社が出した予測では、2009年の売上高は前年比7.8%増の3077億ドルだった。今回同社はこの予測から257億ドル引き下げ、1%増の2820億ドルに下方修正した。
2008年第3四半期の半導体売り上げは、前四半期比約5%増とほぼ予測を達成した。しかし第4四半期については、半導体各社から売り上げ予測の下方修正が相次いでいる。Gartnerでは現時点で、2008年通年の売り上げを前年比2%増の2794億ドルとみている。
同社によれば、景気後退にもかかわらず半導体が堅調な成長率を示してきたのは驚くべきことだが、第4四半期からはこの流れも変わるという。同期から成長率はマイナスに転じ、その傾向は2009年も続くと同社はみる。
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