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MS、新ファイル同期化サービス「Windows Live Sync」発表――「FolderShare」は終了

» 2008年11月22日 08時40分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月20日、Windows Liveのファイル同期化サービス「FolderShare」を終了し、新たに「Windows Live Sync」に引き継ぐことを明らかにした。Windows Live Syncは実質的にはFolderShare 2.0に相当するが、FolderShareにはない新機能が追加されているという。リリースは12月の予定。

 Windows Live Syncでは、最高20フォルダまで、各フォルダにつき2万ファイルまで同期可能になる。Windows Live IDが使えるようになり、別のIDでログインする必要がなくなる。またデスクトップのごみ箱とも統合され、Trashフォルダが不要になる。Unicodeのサポートにより、異なる言語で書かれたファイルでも同期できるようになる。

 12月のSyncの公開と同時にFolderShareは「引退」となり、使用できなくなる。その際FolderShareのユーザーはSyncクライアントへのアップグレードを求められる。Personalライブラリは自動的に再構築されるが、Sharedライブラリは再構築されないため、FolderShareのサイトですべての情報をコピーし、ユーザー自身が再構築しなければならない。現在同サイトのログインページにはSyncへの置き換えに関する告知へのリンクが表示されている。

 FolderShareで提供されていた「Professional」オプションはなくなり、Syncでは無償サービスのみとなる。20フォルダ、2万ファイルという制限は、今後サービスの普及にともない拡大する予定という。

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