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Amazon、ヒトゲノムなど大容量データを利用できるWebサービス発表

» 2008年12月05日 08時17分 公開
[ITmedia]

 米Amazon.com傘下のAmazon Web Services(AWS)は12月4日、国勢調査の結果などの大容量データを利用できるサービス「Public Data Sets on AWS」を発表した。

 このサービスでは、国勢調査結果、インディアナ大学が提供する3D化学構造モデル、注釈付きのヒトゲノムデータなどの公共データをAmazonのシステムに保管し、ユーザーはこれらデータをAWSのクラウドアプリケーションで利用できる。データは無料で、ユーザーはAWSアプリケーションの処理能力やストレージの利用に規定の料金を支払う。

 国勢調査やヒトゲノムなどの大容量データは、検索やダウンロード、カスタマイズに時間がかかっていたが、AmazonのユーティリティコンピューティングサービスAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)からこれらのデータに数分でアクセスして処理を始められるという。

 このサービスではほかに、各種の労働統計なども利用できる。Amazonは提供するデータを増やしていくとしている。

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