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霞ケ浦環境科学センターのサイトが改ざん 閲覧者にウイルス感染の恐れ

» 2009年01月07日 19時05分 公開
[ITmedia]

 茨城県霞ケ浦環境科学センターは、同センターのWebサイトが不正アクセスを受けて改ざんされ、2008年12月13日から09年1月5日までに閲覧したユーザーがウイルスに感染した恐れがあると発表した。Webサイトを閉鎖し、ユーザーにウイルスチェックを呼び掛けている。

 改ざんされていたのは「市民団体データベース」「論文データベース」「図書検索」「水質マップ」「自然観察帳」。これらのページで検索機能を使用し、検索結果を閲覧した場合、不正サイトに自動的にアクセスし、ウイルスをダウンロードさせる状態になっていたという。

 閲覧者が感染した恐れがあるのはトロイの木馬型プログラムで、トレンドマイクロの名称は「TSPY_ONLING.HI」「TROJ_AGENT.AGTU」。1月6日までにユーザーから感染の報告はないという。

 1月5日午前8時45分に、サイト運営を委託している事業者から改ざんの可能性について指摘を受け、同9時45分に改ざんされたページの公開を停止。同日午後6時45分にサイト全体を閉鎖した。

 同センターはユーザーに対して「迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪。安全確認ができ次第サイトを再開するとしている。

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