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Mozilla Labs、「Prism 1.0 β1」をリリースWebアプリをデスクトップに

» 2009年05月11日 07時52分 公開
[ITmedia]

 米Mozilla Corporationの研究部門Mozilla Labsは5月8日、Webアプリケーションをデスクトップから実行するためのオープンソースプログラム「Prism 1.0 β1」をリリースし、専用ページを立ち上げた。

 Prismは2007年10月にMozilla Labsがスタートしたプロジェクト。GmailやMySpaceなどのWebアプリケーションをブラウザとは別に独立したデスクトップアプリケーションのように起動できるようにするサービスで、Firefox.next(3.5の次のバージョン)に統合されることになっている。スタンドアロンのアプリケーションと、Firefoxのアドオン版がある。Prismによって、Webアプリケーションをデスクトップアイコン、スタートメニュー、タスクバーから起動できるよう設置できる。

prism 設定ダイアログ

 Prism 1.0 β1では、Webアプリ開発者向けの新API機能が提供され、アプリ固有のフォントやプロキシの設定が可能になったほか、SSLに対応した。Windowsのトレイ、Macintoshのドックにショートカットを追加でき、メールやコメントの新着アラートが表示される(対応Webアプリの場合)。またログイン名やパスワードなどのプライベートデータを削除することができるようになった。

 アドオン版をインストールすると、Firefoxのメニューの「ツール」に「Convert Website to Application」という項目が追加される。デスクトップ化したいサービスのページを開いたままこの項目を選択するとダイアログが表示され、ここでショートカットの設置場所やアイコンなどを設定する。

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