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» 2009年06月08日 07時00分 UPDATE

Windows 7はVistaの失敗を取り戻せるか (1/2)

MicrosoftはVistaの失敗で消費者、PCメーカー、企業からそっぽを向かれた。Windows 7は名誉回復のチャンスだ。

[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK

 Windows VistaはMicrosoftの評判をひどく傷つけた。

 Microsoftは2005年7月、大きな約束を掲げてWindows XPに続くOSを発表した。セキュリティの向上をうたい、XPで動いているソフトとハードが問題なく機能すると企業に保証した。PCベンダーには、消費者がVistaの評判を耳にすれば、XP以上に売れるはずなので、収益については心配しなくていいと伝えた。VistaはMicrosoftがこれまでにリリースしたどのソフトよりもずっと優れているとまで主張していた。目標は非常に高かった。そしてWindows XPがよくできていたことから、ほとんどの人にとってVistaが失敗するとは信じがたかった。

 だが2007年1月のリリース以来、Vistaは幾つものトラブルを抱えてきた。

 過去2年間、Vistaは市場に出回っているほかのどのOSよりも批判されてきた。ベンダーは、顧客がVistaの代わりにXPを使えるように「ダウングレード権」を行使した。消費者はVistaを使わなくていいように、大挙してMacを買いに走った。企業はXPマシンにしがみつき、Vistaに乗り替えないことにした。Microsoftにとって、極めてがっかりな2年間だった。

 だが、今年Windows 7がリリースされたら、この状況は全部変わるかもしれない。この最新OSは、Microsoftにとって名誉回復のチャンスだ。消費者に対しては、高速起動とクールなデザインを備えた望み通りのOSがMicrosoftから本当に出たのだと証明できるだろう。ベンダーに対しては、Windows 7は想定通りに売れると示せるだろう。一番重要なのは、企業に対して、Windows 7は互換性やセキュリティの問題を心配せずにミッションクリティカルなデータをすべて維持できるOSだと証明する機会があるということだ。

 Microsoftは次のような取り組みでそれを証明するだろう。

消費者へのアピール

 Windows 7には、消費者にとって同OSの魅力を高める機能を幾つか備えている。デザインはVistaより少し改善されていて、より直観的になっている。Aero Peekでは、ユーザーはデスクトップ上で、開いているウィンドウの後ろにあるものを「チラ見」できる。単純に見えるかもしれないが、これがユーザビリティをかなり高めている。ユーザーはウィンドウを最小化したり最大化したりしなくても、デスクトップを見て、作業に戻ることができる。

 改良されたWindows 7のタスクバーも、消費者にとって便利なはずだ。タスクバーにすべての開いているアプリケーションのインスタンスが表示され、開いているウィンドウを全部クリックして確認せずに済む。見たいウィンドウをクリックすると、すぐにフルサイズで前面に表示される。必要なウィンドウを数秒で見つけられる。非常に便利なツールだ。

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