北海道北部の日本海沿岸で路線バスを運行している沿岸バス(留萌管内羽幌町)は、VOCALOID「巡音ルカ」で作られた人気楽曲「トエト」のインストゥルメンタル版を外部スピーカーで流すバス「トエトのレトロなメロディバス」を7月1日から運行する。羽幌町内を走る循環バスで、1日3回運行。8月31日までの期間限定だ。
循環バスでは、到着を知らせるためにメロディを流しており、これまでは長く「エリーゼのために」を使っていたが、「たまには変えてもいいのでは」と、夏季限定でトエトを流すことに決めた。トエトを選んだのは「担当者の趣味」。穏やかな曲調がバスに合っていたことも理由だ。
車両には、夏季限定で運行するレトロなデザインのバス「夢海鳥(ゆめみどり)」を採用。運賃は大人100円、小学生50円。
トエトは、片思いの少女の気持ちを「トエト」という名のキャラクターに託して描いた曲で、トラボルタさんが制作し、2月にニコニコ動画に投稿した。6月26日までに約43万回再生されている。
「トエトのレトロなメロディバスに私のトエトを乗せてみるテスト」と称して、バス車内に飾るトエトのイラストも、メールと郵送で募集している。
沿岸バスはこれまでにも、萌えキャライラスト入り切符を発行したり、2ちゃんねるユーザーの要望に応えたバスツアー「特殊ツアー」も実施するなど、ユニークな企画を行っている。
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