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Flash Playerの脆弱性はWindowsユーザーの9割強に影響 Secunia調べ

» 2009年07月28日 12時16分 公開
[ITmedia]

 Adobe Flash PlayerとReader/Acrobatに未解決の深刻な脆弱性が見つかった問題で、デンマークのセキュリティ企業Secuniaは、Windows PCの9割以上に脆弱性のあるFlash Playerがインストールされていることが分かったとブログで報告した。

 脆弱性はFlash Playerのバージョン9および10と、Reader/Acrobatのバージョン9に存在し、不正なPDFファイルやサイト改ざんによるゼロデイ攻撃の発生も伝えられている。

 SecuniaはWindows向けに無償提供している脆弱性発見・パッチ適用支援ソフト「Secunia PSI」のユーザー約90万人について、脆弱性のあるFlash PlayerとReader/Acrobatがどの程度インストールされているかを調べた。

 その結果、Flash Player 10はPCの92.12%にインストールされていることが判明。Flash Player 9は31.11%、Reader 9は47.65%、Acrobat 9は1.74%の割合でそれぞれインストールされていた。

 AdobeはFlash Playerの脆弱性修正パッチを7月30日までに、Reader/Acrobatのパッチを31日までに公開すると表明しており、ユーザーは自分のPCにこれらソフトがインストールされているかどうかを、まず確認しておいた方がいいとSecuniaは忠告している。

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