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世界のモバイルトラフィック、2014年に「月間1.6エクサバイト」に

» 2009年08月06日 07時00分 公開
[ITmedia]

 2014年には、世界中のユーザーが1カ月間に送受信するモバイルデータの量が、2008年の年間モバイルトラフィックと同じくらいの量になる。調査会社ABI Researchがこのような予測を発表した。

 同社によると、2008年に送受信されたモバイルデータは1.3エクサバイト(1エクサバイトは10億Gバイト)。2014年には、1カ月間のモバイルデータトラフィックが1.6エクサバイトになる見通しという。

 このモバイルデータトラフィックは携帯電話だけでなく、通信カードやUSBモデム付きノートPCも含む。2008年のモバイルトラフィックのうち、3分の2がこうした携帯モデムによるものだった。2014年には3Gおよび4Gモデムを搭載したコンピュータがトラフィックの50%以上を占める見込みだ。

 また2014年のモバイルトラフィックのうち、約74%はインターネット接続、26%はオーディオ・ビデオストリーミングが占めるという。ビデオストリーミングのトラフィックは、2008年から2014年にかけて年率62%の急ペースで伸びると予測される。

 ABI Researchは、4Gサービスが立ち上がれば、もっと多くのデバイスでマルチメディアがフルに利用できるようになるとし、「ネットワークのカバレッジとサービスプランが市場の期待に見合うようになれば、どこでも接続できるさまざまな家電が登場するだろう」と述べている。

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