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薄くて軽いフレキシブル有機EL照明デバイス、ロームが開発

» 2009年10月07日 00時00分 公開
[ITmedia]

 ロームは10月6日、従来より軽くて薄いフレキシブル有機EL照明デバイスを開発したと発表した。デザイン性の高いハイエンド製品への搭載を想定し、大面積化や量産技術の開発に取り組む。

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 重さは従来比8分の1の0.05グラム/平方センチ、厚さは6分の1の0.3ミリと軽量・薄型化した。フレキシブルなプラスチック基板に有機ELを形成する場合、素子の封止に必要なガスバリア性が不十分なのが課題だったが、厚さ0.05ミリの超薄板ガラスを使って構造を工夫することにより、柔軟性を維持しながらプラスチック基板で有機ELデバイスを実現できたという。

 巻き取り可能な基板を採用しているため、量産性の高いロールトゥーロールプロセスでの製造が可能で、有機EL照明の普及に貢献できるとしている。

 デモ機は「CEATEC JAPAN 2009」(千葉・幕張メッセ、10月6〜10日)で展示する。

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