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Twitter創業者ビズ・ストーン氏に「ビバ☆ヒウィッヒヒー」の感想を聞いてみた

» 2009年10月15日 20時04分 公開
[松尾公也,ITmedia]

 日本に着いたばかりで、まだ秋葉原にも行っていないという、Twitterの共同創業者であるビズ・ストーン氏。Googleのブログサービス「Blogger」など数々のインターネットビジネスを立ち上げてきた、現在最も注目されている人物が、日本市場向けに携帯電話用サービスをスタートする直前(現在は稼働中)の忙しい時間を縫ってインタビューに応じてくれた。

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 来日の感想といえば、到着早々、明治神宮でジョギングをしようとしたら止められたとか、夕陽がとてもきれいだったとか、カラスがたくさん集まっていて文句言っていたなどで、まだ日本を堪能したとはいえない状態の彼だが、Twitterの日本人スタッフから、独自のTwitter文化の洗礼は受けていたようだ。

――日本にはTwitterの歌があるんですが、聴いたことはありますか?(もちろん広瀬香美さんの「ビバ☆ヒウィッヒヒー」のこと)

 ちょうどさっき聴かせてもらったところだよ(笑)

――もちろん歌詞の内容は分からないと思いますが、日本ではTwitterを楽しむための文化ができつつあります。ストーンさんはどう感じていますか?

 Twitterは、鳥の言葉だ。英語では鳥が発する短いメッセージのことをTwitterという。鳥はさらに歌うわけだから、誰かがTwitterのことを歌うというのはとても面白いね。意味があることだよ。

――(ビズ・ストーン氏のTwitterアカウントをこっそりフォローして分かったのだが、彼はiPhone使いであり、最近では「Tweetie」というTwitterクライアントアプリを使っている様子。そこをちょっと突っ込んでみた)。Tweetieはどのくらい使っているんですか?

 3、4カ月くらいかな。もともとは「Twitterrific」を使ってた。Twitterrificは、iPhone用のTwitterアプリとしてはごく初期からあったものだ。こういうアプリがたくさんあるのは、われわれのエコシステムのすばらしさを示すもの。ユーザーにさまざまな選択肢を与えてくれる。Tweetieのまったく新しいエディションである「Tweetie 2」も比較しながら使っているよ。

――でもこれらのTwitterクライアントから会社にはお金が入ってくるわけではないんですよね。

 お金は取らない。でも、ユーザーにとっては便利になる。たくさんの種類があれば、Twitterはもっと面白いものになっていく。それがわれわれにとってのベネフィットだ。

 残りのもうちょっとシリアスなトピックは後編でお伝えする予定だ。

 なお、ストーン氏とのインタビューのほぼフルバージョンは@IT NewsInsightに掲載されているので参照いただきたい。TwitterのAPI制限、CMSへの取り組みになどについて回答が得られた。

@IT NewsInsight:「商用APIは年内にも公開」、Twitter創業者インタビュー

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