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» 2010年02月08日 12時03分 UPDATE

IBM、100GHzグラフェントランジスタを開発

IBMが、シリコンではなくグラフェンという新素材を使って、最高速のトランジスタを開発した。

[ITmedia]
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 米IBMが、遮断周波数100GHzという最高速のトランジスタを開発した。2月5日発行のScience誌でその成果を発表している。

 このトランジスタはグラフェン(graphene)という素材を用いている。グラフェンは、原子1個分の厚さの炭素原子のシートで、炭素原子が蜂の巣のような六角形格子構造で並んでいる。この構造により独自の電気的、光学的、機械的特性を持ち、電子の移動が非常に高速という。

 IBMが開発したグラフェントランジスタは、ゲート長240ナノメートルと比較的大きく、縮小による高速化の余地はかなりあるという。同じゲート長の最新のシリコントランジスタでは、最高で40GHzしか達成できないと同社は述べている。

 IBMの研究チームはこれまでに、グラフェントランジスタで26GHzを達成している。

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