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スペースシャトル「ディスカバリー」、クローズアップ写真集

» 2010年04月23日 11時00分 公開
[Gerald Matulka, 森岡澄夫,ITmedia]

 日本人宇宙飛行士の山崎直子さんを乗せ、4月20日に無事帰還したスペースシャトル「ディスカバリー」。帰還の約5時間半後、クルーが降機した後「OPF」と呼ばれる格納庫へ牽引(けんいん)されていく様子が公開された。


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 報道陣の前を通り過ぎていくディスカバリーは、騎士が戦いを終えて家に帰ってきたかのように高貴さに満ちていた。間近で見ると,耐熱タイルや耐熱ブランケット(白い部分)のあちこちが、これまでのフライトの影響で変色していた。しかし決して古びているのではなく、米航空宇宙局(NASA)がやる気になれば、まだまだミッションをこなせる余裕があるように見えた。

 ディスカバリーは、9月に予定されているシャトル最後のフライトで再び使われる。


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 訳者森岡注:スペースシャトルがどれだけ大きいもので、これを秒速7.8キロで宇宙へ飛ばすのがどれほどすさまじいことか、写真から想像してほしい。アメリカはこれを30年前から運用している。オービターの全長は約37メートル、高さは約18メートル、翼幅は約24メートル、乾燥重量は約80トン。訳者もすぐ近くで見たことがあるが、厚い翼と太い胴体が力強い印象を与える反面、ギリギリの設計がなされたデリケートな機械でもある。

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