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有料オンラインニュースサービス「Ongo」、大手新聞と提携しスタート

» 2011年01月26日 10時38分 公開
[ITmedia]

 米新興企業Ongoは1月25日、パーソナルニュースサービス「Ongo」を立ち上げた。大手メディアから集められた記事を広告なしで閲覧できる有料サービスだ。

 Ongoでは、Washington Post、USA Todayなどの記事が、新聞の一面のようにレイアウトされて表示される。コンピュータやスマートフォン、タブレットから主要Webブラウザ経由で閲覧可能。「一面」に表示されるのはその日の重要ニュースやOngoの編集者が選んだ記事だ。

 またジャンルやキーワードでニュースの「プレイリスト」をカスタマイズできる「My Topics」、記事を後で読むために保存する「Clippings」、記事の検索、共有などの機能も利用できる。

 オンラインには既にニュースアグリゲーションサービスがあるが、こうしたサービスの多くは「まとまりがなく、ニュースに集中できない。リンクや広告に囲まれた記事の抜粋しか表示しておらず、読者はサイトからサイトへと移動しなければならない」とOngoは述べている。これに対して、Ongoでは1つのサイトで記事全文が読めるとしている。

 同サービスにコンテンツを提供するのは、Associated Press、Guardian、Slate、Boston Globe、Miami Herald、USA Today、Financial Times(一部コンテンツのみ)、New York Times Picks(New York Timesの一部コンテンツ)、Washington Post。月額6.99ドルで、Associated Press、Washington Post、USAToday、New York Times Picks、Financial Timesの記事を閲覧できる。それ以外のメディアは、月額99セントで追加できる。1カ月の無料トライアルや、無料のワンデーパスも提供する。

 Ongoは元Skype社長アレックス・カジム氏が創設した企業。New York Times Company、Gannet、Washington Postが出資している。

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