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節電徹底へ「ヤシマ作戦」賛同者がTwitterで広がる

» 2011年03月12日 15時45分 公開
[ITmedia]

 東北地方太平洋沖地震の影響で、電気の供給能力が不足して停電のおそれもあるとして東京電力が節電への協力を呼びかけている。Twitter上では、節電を「ヤシマ作戦」と名付けて協力する動きが広がっている。

 東京電力の3月12日の発表によると、地震の影響で一部の発電所が停止しており、「極めて厳しい電気の需給状態が予測される」という状況。特にピーク時間帯の午後6〜7時の電気の需要予想が3800万キロワットなのに対し、供給能力は3700万キロワットにとどまっており、需要に対して100万キロワットが不足する異例の事態に陥っている。

 このため、東京電力は一般家庭に対しても、不要な照明や電気機器の使用を控えるなど、節電への協力を呼びかけている。

 これに対し、Twitter上では「ヤシマ作戦」と名付けた節電への協力が広がっている。ヤシマ作戦は、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場した作戦名。第5使徒ラミエルを狙う超長距離射撃のために日本中から電力を集めた作戦の内容になぞらえ、電気を多く使う炊飯を午後6時前に済ませるピークシフトへの協力など、節電の呼びかけが拡散。アニメのヤシマ作戦では日本中が停電したが、こちらのヤシマ作戦は停電回避に向けて賛同者が団結している。

 Twitter上での動きはハッシュタグ「#yashimasakusen110312」で見ることができる。

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