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» 2011年05月17日 07時00分 UPDATE

厚さ0.1ミリの超薄ガラス、旭硝子が開発

「コピー用紙1枚分」という厚さ0.1ミリの超薄板ガラスを旭硝子が開発。次世代ディスプレイなどへの採用が期待できるとしている。

[本宮学,ITmedia]

 旭硝子は5月16日、0.1ミリ厚の超薄板ガラスを開発したと発表した。「フロート法」によるガラスとしては世界最薄だとしており、次世代ディスプレイや照明、タッチパネルなどへの導入が期待できるとしている。

photo マッチと超薄板ガラスの比較

 フロート法は、ガラス素地を溶融金属の上に浮かべてガラスを成型する製造法。平坦度の高いガラスを効率的に製造できるという。

 開発した0.1ミリのガラスは、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分を含まない無アルカリガラス。無アルカリガラスは、TFT液晶や有機EL用のガラス基板として使われている。

 同社はこれまで、無アルカリガラスで0.3ミリ厚、ソーダライムガラス(建築用・自動車用・電子機器用に使われる一般的なガラス)で0.28ミリ厚の薄型化に成功してきた。今回開発した0.1ミリ厚の超薄板ガラスは従来品の約3分の1の薄さで、「コピー用紙1枚分程度の薄さ」だという。

 同製品は、5月17日から開催される「Society for Information Display」(SID、米国ロサンゼルス)に出展する予定。

photo ロールに巻いた状態の超薄板ガラス

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