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GlobalSignのWebサーバに不正アクセスの痕跡、業務は順次再開へ

» 2011年09月13日 07時32分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 各国の認証局に対する一連の不正アクセス事件に関連して、大手SSL認証局のGlobalSign(本社ベルギー)は9月9日、同社のWebサイト「www.globalsign.com」をホスティングしていたWebサーバに不正アクセスされた痕跡が見つかったことを明らかにした。

 この問題でGlobalSignは、DigiNotarなどの不正SSL証明書発行事件に関与したとされる人物が、GlobalSignのシステムにもアクセスできると公言したことを受け、SSL証明書の発行業務を一時的に中止して調査に当たっていた。

 その結果、Webサーバに対する不正アクセスの痕跡が見つかったが、このWebサーバは常にほかのインフラから隔離された状態にあったと同社は説明。現時点でそれ以外のサーバが不正アクセスされた痕跡はないとしている。

 現在はセキュリティ診断を手掛けるサイバーディフェンスの協力を得て復旧に向けた作業を行っているといい、11日の時点でGlobalSignのWebサイトに掲載された説明によれば、12日からシステムの段階的な復旧を開始し、13日からは顧客の注文処理を再開できる見通しだとしている。

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