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MSゴールドパートナー、電話詐欺発覚で認定取り消し

» 2011年09月22日 19時06分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoft認定のゴールドパートナーだった企業が電話サポートを装ってユーザーからクレジットカード番号などを聞き出していたことが分かり、認定を取り消されたという。英Sophosが9月21日のブログで伝えた。

 Sophosによると、“サポート詐欺”を行っていたのはインドのComantraという企業で、従業員がMicrosoftの名をかたって英国やオーストラリアのユーザーに電話をかけていたという。

 この電話ではユーザーにコンピュータを操作させてウイルスに感染していると思い込ませ、駆除するためと称して技術者によるリモートアクセスを許可させていた。クレジットカード番号などをだまし取っていたとされる。ComantraはMicrosoft認定のゴールドパートナーだったことから、ユーザーに問い詰められるとその地位を利用して信用させていたという。

 報道によれば、Microsoftは調査の結果、問題が確認されたとして同社との関係を解消し、ゴールド認定を取り消したことを明らかにしたという。

 Sophosによれば、過去には高齢者が「大雨のせいでコンピュータがウイルスに感染した」と言われてだまされたケースもあったといい、技術サポートを名乗る不審な電話には、家族も含めて注意を怠ってはいけないと呼び掛けている。

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