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Microsoftがボットネット撲滅作戦を続行 「Kelihos」もダウン

» 2011年09月28日 07時25分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは9月27日、同社が進めているボットネット撲滅作戦の一環として、新たに「Kelihos」というボットネットをダウンさせたと発表した。

 同社はこれまでに、迷惑メールの送信などに使われていたボットネット「Waledac」「Rustock」の撲滅作戦を展開しており、今回も同様の法的措置と技術的措置を講じてKelihosを追い詰めた。

 Kelihosは「Waledac 2.0」とも呼ばれるボットネットで、ユーザーのコンピュータを悪意のあるソフトウェアに感染させて制御し、迷惑メールを送信したり、個人情報を収集したりしていたとされる。Rustockに比べれば規模は小さいが、Microsoftは今回の成果として、ボットネットの運営にかかわった被告の氏名を初めて特定して民事訴訟を起こしたことを挙げた。

 被告はチェコ在住で、「cz.cc」のドメインを使ってKelihosをホスティングしていたとされる。このドメインは、Macを狙った偽ウイルス対策ソフト「MacDefender」にも使われていたことがあるという。

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