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【記者の7つ道具?】セキュリティ担当が気にしている7つの対策(2/2 ページ)

» 2011年12月04日 10時00分 公開
[國谷武史,ITmedia]
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対策その4&5 IDカードの持ち歩き

 会社の執務室に入るには、何枚かのIDカードが必要になる(枚数は差し控えたい)。人によっては、カードケースに一緒にして持ち歩いていることだろう。記者はできるだけ分散させるようにしている。

 「面倒くさい」と言えばそうなのだが、万が一紛失した時のことを考えると、そっちの方が大変な問題になりかねない。カードを一緒に持ち歩いて紛失すれば、拾った人間がビルの入口から執務室まで簡単に入ってしまうかもしれないし、何か悪事でもしたら、それこそ無くした本人の人生が台無しになり、会社に多大な損害が出るかもしれない。そんなストーリーを想像すると、ちょっとの手間の方がまだ良いのだ。

 運良くIDカードを第三者に悪用されなかったとしても、一般的な会社であれば警察への届け出はもちろん、会社への報告、始末書の作成・提出など、それ相応の責任を取らなければならない。

1つにまとめてしまうことが時にはリスクになる場合もある

 IDカードの持ち歩きではもう1つ、会社のある建物の外に一歩出たらIDカードを必ずしまい、首からぶら下げて歩かないようにする。「もしかしたら誰かが会社を狙っていて、IDカードで関係者だとバレたら何かされる??」とは想像のしすぎかもしれないが、不特定多数の人に自分の身元を不用意にさらすことは、セキュリティ上考慮すべきだと思っている。

対策その6&7 万が一の時に命をつなぐ

 セキュリティ対策ではないが、3月の東日本大震災をきっかけにしてLEDの懐中電灯をカバンに忍ばせて持ち歩いている。

 災害がいつ起きるかは分からない。もし取材先への移動中の地下鉄で停電になったら、周りが真っ暗で何も見えなくなる。携帯電話の照明でしのげるかもしれないが、連絡や情報収集のためにはできるだけバッテリーを使いたくない……。ポケットに入る程度の大きさの懐中電灯でも、LEDが普及したおかげで、以前よりも長い時間点灯してくれるので、そこそこ安心だ。この懐中電灯の出番はまだないし、できれば今後もない方が良い。

LEDの懐中電灯は「点灯」と「点滅」が可能

 そして記者の机の足元には、某所からゲットした「エマージェンシーボトルセット」なる緊急防災セットも置いてある。1リットルサイズのボトルの中に、ホイッスルやレインコート、懐中電灯、ブランケットが収納されていて、災害時に身体へのダメージをいくらか軽減してくれるだろう。こちらも出番はまだないし、できれば今後もない方が良いのだが……。


 ここに挙げた以外に、アイティメディアの会社としての情報セキュリティ対策もある。それは公にできないのでご了承いただきたい。次回は編集部の“プリンス”である伏見学記者が、華麗なる記者の7つ道具を紹介する。

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