米Facebookの5月18日(現地時間)の株式公開のセレモニーで、米NASDAQのロバート・グレイフィールドCEOがマーク・ザッカーバーグCEOにNASDAQブランドのパーカーを贈呈した。パーカーはザッカーバーグ氏のトレードマークになっている。
パーカーは米国ではオタクの象徴ともみられており、株式公開の投資家向け説明会の初日にスーツではなくパーカーを着て登壇したザッカーバーグ氏を批判する投資家もいた。
Facebookは株式公開を記念して、前日から全社を挙げて“ハッカソン(プログラミングマラソン)”を実施し、カリフォルニア州メンロパークの本社キャンパスでセレモニーを開催した。18日の午前11時過ぎ、NASDAQのリモートオープニングベルシステムの前にザッカーバーグ氏、シェリル・サンドバーグCOO(最高執行責任者)と並んだTシャツ姿のグレイフィールドCEOは、NASDAQロゴの入ったパーカーをザッカーバーグ氏に手渡した。
ザッカーバーグ氏は「株式公開はわれわれにとって重要な一歩だが、これはわれわれのミッションではない。Facebookのミッションは、世界をもっとオープンに、つながったものにすることだ」と語り、「集中し続け、製品を出し続けよう(Stay focused, keep shipping)」と言ってオープニングベルのボタンを押した。
NASDAQのリモートベルシステムは、NASDAQが米Cisco Systemsとともに開発したもので、2005年から使われている。これまでにCisco、Oracleなどのほか、中国やインドの企業がこのシステムでオープニング/クロージングベルを鳴らしている。
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