米Appleは、iPhoneやiPadなどの携帯端末に搭載されている「iOS 5」のセキュリティ機能について詳しく解説した説明書を公開した。iOSに組み込まれたセキュリティ機能について企業などに理解を深めてもらい、セキュアなモバイルコンピューティングプラットフォームの構築に役立ててもらうのが狙い。
説明書はシステムアーキテクチャ、暗号化/データ保護、ネットワークセキュリティ、デバイスアクセスの各章で構成され、ユーザー情報を保護するための仕組みや、サンドボックスなどのセキュリティ機能について解説している。
米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerはこの解説書について、iOSおよびiOSのさまざまな設定に関するリスクについて理解し、どのセキュリティ機能を適用すべきかの判断材料とするために、iOSのセキュリティに携わる担当者にはぜひ一読を勧めるとしている。
これとは別に、米国家安全保障局(NSA)は今年3月、iOS端末を導入している企業のネットワーク/システム管理者向けに、推奨される利用方法とセキュリティ設定について解説した「Security Configuration Recommendations for Apple iOS 5 Devices」を公開している。
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