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Dropboxのスパムメール問題、「現時点で不正侵入の痕跡は見つからず」

» 2012年07月23日 07時30分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 クラウドストレージサービス「Dropbox」のユーザーからスパムメールの報告が相次いでいる問題で、Dropboxは米国時間の7月20日、「現時点で社内システムへの侵入は見つかっていない」と報告した。

 この問題では、ユーザーがDropbox専用に使っている電子メールアドレスあてにオンラインカジノの宣伝メールが届いたとの報告が多数寄せられ、Dropboxからメールアドレスが流出したのではないかとの疑念が浮上。同社が社外の専門家にも依頼して調査に乗り出していた。

 Dropboxはユーザーフォーラムへの20日の投稿でこれまでの調査結果を報告。社内のシステムに侵入された形跡はなく、Dropboxアカウントにも不正な挙動は見られなかったとした。スパムを受信したというユーザーにも連絡を取り、さらに調査を続けているという。

 同社は「このような調査には時間がかかる。われわれは真相解明に努めている」と説明。もしもDropboxからの電子メールアドレス流出が発覚した場合は、ユーザーに通知すると約束している。

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