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» 2012年10月26日 11時30分 UPDATE

企業広報の「隠れ家でちょっと一息」:はあちゅうは夜と週末だけ トレンダーズ・伊藤春香さん (1/3)

かつては複数社の協賛企業をつけてタダで世界一周し、現在は焼き肉好きの男女をマッチングさせるサービスを運営したりと、ユニークなアイデアを次々と打ち出す“はあちゅう”こと伊藤さん。彼女のライフスタイルを聞いた。

[聞き手:編集部,ITmedia]

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トレンダーズ 「キレナビ」編集長の伊藤春香さん トレンダーズ 「キレナビ」編集長の伊藤春香さん

 学生時代に立ち上げたブログが爆発的な人気を呼び、一躍、カリスマブロガーとして若者世代を中心に支持を集めた「はあちゅう」こと、伊藤春香さん。大学卒業後、大手広告代理店でコピーライターとして勤務した後、昨年12月から女性のライフスタイルを支援するメディア運営会社・トレンダーズにおいて、美容クリニック・審美歯科の専門サイト「キレナビ」の編集長を務めている。

 仕事のオン/オフに関係なく、行動範囲の幅広い伊藤さんだが、現在、非常に力を注いでいる活動の1つが「肉会」であろう。肉会とは、肉好きの男女が集まって一緒に焼肉を食べるというソーシャルマッチングサービス。今年5月にサービスを開始し、8月末には会員1万人を突破した。立ち上げの背景について、伊藤さんは「ソーシャルランチ」を引き合いに出し、「ビジネスユースではなく、会社を出た後の時間をわくわくさせるサービスが作りたかった」と話す。なお、ソーシャルランチとは、Facebook上の友人とペアを組み、マッチングされた別のペアと2対2でランチを楽しむサービスのことだ。

 肉会の主目的は、男女が健全に好物の焼き肉を食べるというシンプルなものだが、こうしたサービスを利用することで、女性でも焼き肉を食べに行きやすくなったり、場合によっては相手ペアにご馳走してもらえたりするため(相手におごるための機能を実装)、多くの女性にウケているそうだ。また、参加者のプロフィールを事前に知ることができるので安心感もあるという。

 ところで、なぜ“肉”だったのか。伊藤さんに疑問をぶつけてみると、「例えば、『野菜会』だと健康オタクやロハスに興味がある人たちの集まりみたいだし、いまいちご馳走感がありません。『魚会』だと(語呂が)さかなクンっぽいし……」と答えてくれた。

 これまでにさまざまな話題を作り、時には物議を醸すほどの注目を集めてきたはあちゅう。「やはり何かをやるからには注目されないと意味がない。そのためにはあえて燃やす(炎上)ことも手段としてはありだと思う」と話すが、「はあちゅうと伊藤春香は、まったく別のキャラクター」だという。今回は、恵比寿の裏路地にたたずむ人気のビストロで、伊藤春香としての素顔を語ってもらった。

料理のメニューは1つだけ

――このお店はすごく人気なんですね。間一髪、1カ月前に予約が取れました。

 「ビストロ 間」の料理メニューにアラカルトはなく、「シェフのおまかせコース」という1つのメニューしかありません。けれども、料理はどれもおいしく、ボリューム満点で、しかもリーズナブル。コスパ(コストパフォーマンス)がとても良く、特に若い女性に人気なのですよ。

盛り付けや彩りが目を引く料理の数々 盛り付けや彩りが目を引く料理の数々

 どの料理にも野菜がふんだんに使われているし、料理の中身も然ることながら、食器や盛り付けにとても工夫があって、女子が好きなポイントをつかんでいます。

 ここに来るのは3、4回目ですね。初めて来たのは雑誌の取材で、その時に知りました。友人と「人に教えたくないおいしいお店」というFacebookの秘密グループをやっているのですが、そこでもこのお店はメンバーからの評価が高いです。

――トレンダーズにおける伊藤さんの役割を教えてください。

 大きく3つの役割があります。1つは、当社自身の広報として社長(経沢香保子氏)の取材対応などを行います。2つ目は、キレナビの編集長です。大学生とのつながりを生かして、会社の採用活動のサポートもしています。

 キレナビでは、コンテンツのディレクションからページビュー(PV)の獲得、売り上げ管理に至るまでサイト全体の運営責任を負っています。キレナビの大きな目的は、美容・医療の認知度を高めることにあって、そのために、例えば、ビタミン注射やレーザー治療などに関する正しい情報を読者に伝えることを使命としています。現在、この分野の専業メディアはキレナビだけです。

 キレナビが開設されてから1年半が経ちました。今、課題として感じているのは、売り上げをいかに伸ばしていくかという点です。キレナビの収益源の1つは、広告(クーポン)です。収益を上げるためにはより多くの読者を集め、PVを増やしていくことが不可欠です。ただ、サイトの広報宣伝費は限られているので、それ以上の認知を獲得するために、どう話題を作っていくかが、私の仕事ですね。

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