米携帯電話事業者3位のSprint Nextelは11月7日(現地時間)、6位の米U.S. Cellularから周波数帯と顧客の一部を4億8000万ドルで買収することで合意に達したと発表した。取引は2013年中旬に完了の見込み。
Sprintについては、ソフトバンクが10月15日に同社を約201億ドルで買収すると発表している。こちらの取引も来年中旬完了の見込みだ。
買収するのは、イリノイ州、インディアナ州、ミシガン州、ミズーリ州、オハイオ州のPCS(Personal Communications Service、1900MHzのデジタル携帯電話サービス向け周波数帯)と同地域の顧客、約58万5000人。買収完了後も、顧客のアカウントやサービス内容は変わらないとしている。
この買収によりSprintはサービス提供範囲を拡大し、取り組み中のLTE対応を加速する。
同社の直近の四半期業績は、売上高が前年同期比6%増の73億ドル、純損失が7億6700万ドル(1株当たり26セント)だった。
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