ITmedia NEWS > ネットの話題 >

米長邦雄永世棋聖、死去 コンピュータ将棋との対戦も

» 2012年12月18日 15時24分 公開
[ITmedia]
画像 最後のつぶやきは12月6日

 日本将棋連盟会長で、永世棋聖の米長邦雄氏が12月18日、前立腺がんのため都内の病院で死去した。69歳だった。今年1月にはコンピュータ将棋と対戦するなどIT活用に積極的で、ネットユーザーの支持も厚かった。

 米長棋聖は1963年にプロ入り。85年には王将、棋聖、十段、棋王の4冠を達成。93年の名人戦では中原誠名人を破り、49歳11カ月で史上最年長初の名人となった。

 03年に引退。05年からは日本将棋連盟会長として将棋の普及活動に尽力していた。09年に前立腺がんを公表し、闘病を続けながらも、将棋の普及に尽力。今年1月にはコンピュータ将棋「ボンクラーズ」と対戦、中盤のミスで敗れたが、その様子は「ニコニコ生放送」で中継され、34万人が視聴した。

 ネット活用に積極的で、公式Webサイト「米長邦雄の家」では、日々の日記や将棋の話、前立腺がんの闘病日記などをつづっていたほか、Twitter「@yonenagakunio」では1日1つずつ、つぶやきを更新しており、12月6日のつぶやきが最後の更新となった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.