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» 2012年12月20日 07時25分 UPDATE

SMSスパムを大量送信するAndroidマルウェア、人気ゲームを装い流通

このマルウェアは「Angry Birds」などの人気ゲームに見せかけて感染する。攻撃者のサーバから電話番号のリストを受け取り、SMSスパムを送信し続けるという。

[鈴木聖子,ITmedia]

 モバイルスパム対策を手がけるCloudmarkは、ユーザーが知らないうちにSMSスパムを大量送信してしまうAndroidマルウェアが、Angry Birdsなどの人気ゲームを装って感染を広げているのが見つかったと伝えた。

 同社によると、問題のマルウェアは「Grand Theft Auto」「Need for Speed」「Angry Birds Star Wars」といった人気ゲームの無料版を宣伝するSMSスパムを通じて流通している。ユーザーがSMSメッセージのリンクをクリックすると、ゲームをインストールするように見せかけて、トロイの木馬に感染させる仕組みだという。

 感染した端末は、攻撃者が運営するリモートのサーバに接続してスパム送信先の電話番号のリストを受け取り、リストに記載された番号にSMSを送信する。全ての番号に送信し終えると、再びサーバに接続して新たなリストを受け取って、スパムを送信する作業を繰り返す。

 モバイルセキュリティ企業のLookoutによれば、このマルウェアは痕跡を隠すために、最初に起動した時点で自らのアイコンを消去する。ユーザーは自分の端末から送信されたSMSを見ることができず、スパムに対する返信の受信も妨害されることから、問題が起きていることに気づきにくいという。

 Lookoutでは、現時点でこのマルウェアの流通は限定的だとしながらも、長期間にわたって検出されないままの状態が続けば、大量のSMSが送信されて携帯電話ネットワークに重大な影響を与えかねないと警告している。

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