米Appleは3月1日、Webブラウザ「Safari」に実装しているプラグイン遮断の仕組みを更新し、Adobe Flash Playerの古いバージョンを無効にする措置を講じた。
この措置は最近発覚した脆弱性からユーザーを守ることが目的とされ、Mac OS X 10.6とOS X Lion(10.7)、OS X Mountain Lion(10.8)が対象となる。
古いバージョンのFlash Playerを使っている場合、Safariに「遮断されたプラグイン」という画面を表示してコンテンツの実行を阻止する。その上で「Adobe Flash Playerが古くなっています」と警告し、Flashのダウンロードボタンを表示して最新バージョンへの更新を促す。
Adobe SystemsのFlash Playerは未解決の脆弱性を突く攻撃が相次いで発生し、Adobeは2月だけでも3度にわたって更新版をリリースして脆弱性に対処している。直近では2月26日のセキュリティアップデートで、攻撃に利用されていた脆弱性を修正した。
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