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Adobe、Windows版Reader/Acrobat XIのアップデートを公開

» 2013年10月09日 07時09分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは10月8日に2件のセキュリティアップデートを公開し、Reader/Acrobat XI(11.0.04)の脆弱性と、RoboHelp 10の脆弱性をそれぞれ修正した。いずれの脆弱性もWindows版にのみ存在する。

 同社のセキュリティ情報によると、Windows版Reader/Acrobat XIのバージョン11.0.04では、JavaScriptのセキュリティコントロールに関するリグレッション問題が発生していた。この問題を修正した最新版はReader/Acrobat XI(11.0.05)となる。

 同社はこの脆弱性について、緊急度を最も高い「クリティカル」、優先度は上から2番目の「2」と定義している。攻撃が差し迫った状況にはないとの判断に基づき、30日以内をめどに更新版をインストールすることが望ましいとしている。

 なお、Mac版およびReader/Acrobat X(10.1.8)までのバージョンは、この脆弱性の影響は受けないとされる。

 一方、Windows版RoboHelp 10のアップデートでは、コード実行に利用される恐れのあるメモリ破損の脆弱性を修正している。

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