新卒入社試験に受験料「2525円」 ドワンゴの「一石を投じる」試みに賛否
2015年春卒業(現在の大学3年生)の就職・採用活動が12月1日に解禁された。「niconico」を展開するドワンゴが入社試験に「受験料」を導入し、話題になっている。「大量エントリーや新卒一括採用のシステムによって生まれた現状に一石を投じたい」という。
ドワンゴグループの15年卒採用では、就職希望者に対し、同社Webサイトなどからのプレエントリー後、選考にエントリーする際に「2525円」の支払いを求める。不採用でも返金しない。支払いはクレジットカード決済と各携帯キャリア決済で行える。採用予定は、エンジニア職が40人程度、企画職が若干名。
高校生がエンジニアとして入社したり、ニコニコ動画を活用した“一芸採用”など、ユニークな採用活動で知られる同社。受験料の導入は初めての試みという。同社は「本気で当社で働きたいと思っているかたに受験していただきたいから」と説明する。
ネット企業や就職活動情報サイトなどからエントリーするのが一般的になり、「1人で100社とかを受験できる時代」だが、「別に世の中の就職口が100倍になっているわけではありません」。複数社の内定を獲得できる学生がいる一方で1社も受からない人がいたり、企業側も希望者が殺到し「採用の手間ばかりが増えて、本当に必要な人材を見極める十分な時間をかけることが難しい」という問題もある。
受験料の導入は、「就活生も企業も苦しんでいる現状になんとか一石を投じられないか」という試みだという。首都圏(東京と千葉・埼玉・神奈川)以外の受験者は「もともと地方の就活生はとても不利」として免除する。また受験料は「奨学制度の基金かなにかに全額寄付をする予定」という。
ネットでは賛否両論だ。「“記念受験”が減って企業の負担が軽減される」「面白い」「合理的」という意見もある一方、「面接を受ける前から“本気”にはなれない」「多数の企業が導入することになれば学生の経済負担が増す」という声もある。
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