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故・飯野賢治、最後の原案ゲーム アクションアートSF「KAKEXUN」、制作資金募集

» 2014年11月18日 18時58分 公開
[ITmedia]

 昨年急逝した故・飯野賢治さん原案のゲーム「KAKEXUN」(カケズン)のβ版制作資金を募るクラウドファンディングが米国と日本で始まった

photo 登場キャラクターのタウとフェルミ

 「世の中のすべての根拠となる“数字と計算”の魅力をゲーム化したい」という飯野さんの構想を元にした、四則演算を使ってスコアを競う“アクションアートSF作品”で、MMOオンラインゲーム。2012年末に書き起こされた最後のゲーム企画だという。スマートフォン/タブレット/PCなどマルチデバイスに対応予定だ。

 飯野さんと「fyto」を運営してきた江口勝敏さんがプロデューサーを務め、チーフディレクターに飯田和敏さん、制作ディレクターに佐藤直哉さん、サウンドデザインに小林良穂さんが名を連ねる。主題歌・挿入歌はきくおさんによる初音ミク楽曲となる。

 目標金額は1200万円。500円から出資でき、完成したゲームのプレイ権限、開発コミュニティへの参加、過去に宣伝用に制作された人形の3Dデータ、かつて制作したゲームの資料やメモ、飯野さんが実際に着用していたスーツ――などが金額に応じて受け取れる。

 今年の3月から5月にかけてα版の資金を国内で募った際は、目標金額500万円を超える548万6300円を集めた。「東京ゲームショウ2014」でのデモプレイを経て、物語性を加えたβ版の開発を目指す。

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