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コミケ準備会、TPP交渉について声明 「著作権侵害の非親告罪化を憂慮」

» 2015年03月02日 18時54分 公開
[ITmedia]

 コミックマーケット準備会は3月1日、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の知財条項案の交渉について、「著作権侵害の非親告罪化導入等については、その状況を大変憂慮している」との声明を発表した。「今後も現在の自由な表現活動を許容し、ファン活動が活発に行えるような環境が維持されることを改めて希望する」としている。

 準備会はこれまでにもTPPに関する意見を発信しており、2013年7月には政府のTPP対策本部にパブリックコメントを送付し、非親告罪化などについて「慎重な対応を求める」と表明したほか、昨年8月には文化庁の文化審議会・文化政策部会のヒアリングに参加し、ファンアートに関する著作権上の問題とTPPについての考え方を説明してきた。

 「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」が呼びかけを行っている緊急声明にも賛同。3月28〜29日に開催する「コミケットスペシャル6〜OTAKUサミット2015」(千葉・幕張メッセ)でも、コミケに関連したシンポジウムでこの問題を論点の1つにすべく調整中という。

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