準惑星ケレスの表面に見える不思議な明るい点を、探査機「ドーン」がさらに鮮明にとらえた写真を米航空宇宙局(NASA)が5月11日に公開した。
写真は5月3〜4日、ケレスから1万3600キロ離れたところから撮影した。クレーターの中にある2つの明るい点がはっきりと写っている。NASAのWebサイトではアニメーションとして楽しめる。
明るい点の正体はまだ不明だが、ドーンの主任研究員を務めるカリフォルニア大学ロサンゼルス校のクリストファー・ラッセル氏は「明るい点は反射率の高いものが太陽光を反射したもので、おそらく氷だろう」と述べている。
ドーンはさらにケレスに近い軌道に投入され、ケレス表面全体の詳細な地図を作成するなどし、地質の成り立ちなどを明らかにする予定だ。
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