米IBMとソフトバンクロボティクスホールディングスは1月7日、人型ロボット「Pepper」向けに「IBM Watson」を開発し、国内外の企業に提供する計画を発表した。
IBM Watsonは、自然言語ベースのコグニティブ(認知的)技術。自然言語の質問を解釈し、クラウド上の膨大なデータの中から根拠に基づいた回答を提案する。開発中のWatsonを搭載したPepperは、ソフトウェア開発キット(SDK)を備え、開発者や企業のニーズに合わせたAPIへのアクセスが可能になるという。
Watsonのコグニティブ機能とPepperのモビリティや機敏性を組み合わせ、言葉や身振り、表情を通し、ユーザーとより直感的なやり取りが実現できるとしている。教師のアシスタントや看護補助など、活用機会の広がりに期待する。
両社は2015年2月に、Watsonの日本語対応の推進を発表。Watsonが日本語の質問を解するようにし、日本で利用可能なAPIと開発環境を整えることで、アプリ開発者やサードパーティーを交えたエコシステム構築を目指している。
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